基本回路もほぼ完成したので サーモスタット回路の心臓部である温度センサーのテストに入った
この温度センサー、まだ使い方すら満足に分かっていないので どうやったら使えるのか?、という部分からです
まず、このセンサー、1個だけ使う場合は必要ないのですが 複数個使う場合には センサーそれぞれにシリアル番号が有って しかも そのシリアル番号は製品に書いてある訳でもなく マニュアルに載っている訳でもなく そのシリアル番号を知る為のプログラムを作って読み取る必要があります
このシリアル番号を使う事で 1本のケーブルに繋がった複数のセンサーから それぞれのデータを読み取るという事らしいです
言ってみれば 電話番号のようなもので こちらからそのシリアル番号を送って そのシリアル番号を持つセンサーから返ってきたデータを読み取るという様な方法です
このシリアル番号を読み取るプログラムは いつもお世話になってるO-Familyさんのサイトで公開されていますので、早速、シリアル番号を読み取る為のプログラムをマイコンに書き込んで繋いでみる
あれ??
本当なら 2桁の16進数の数字が8つ出てくるはずなのですが 00ばっかり8つ出てくる
何かが間違っている!!
いろいろ考えてみたけど 私の頭では分からない
早速、またO-Familyさんに尋ねてみた
特に可笑しな事はやってませんでしたが センサーに送る電源をプルアップする為に入れた4.7KΩの抵抗の配線不良だった事が判った!!
これを しっかりと繋ぎ直して 再度テストしてみる
よし!!
出てきた
でも まだまだ こういう「うっかりミス」が多いのはいけない!!
これで使う予定の3個のセンサーと予備のセンサー1個、それぞれのシリアル番号を書き出しておく
この書き出したシリアル番号を それぞれデータとしてメインプログラムに書き込んでおいて
ブレッドボードに3つのセンサーをセットしてからメインプログラムを起動させてみる
おおお、温度が出てきたぁ!!
たったこれだけの事ですが やってる本人は感動するんですよ
ほぼ同じ環境に3つ並べたセンサーですが 示す温度のばらつきは思ったほど無い
精度が0.5℃という製品ですが 最大で0.2℃までのばらつきです
これはかなり高精度なセンサーです
ホットガンで暖めたり 氷で冷やしたり 温度の変化を確認してみても 大きなばらつきは見られないし
これは使える!!
このセンサーを選択したのは間違っていなかった
センサーを使う為のコードは見ても殆ど理解できませんが丸写しすれば使えるし 非常に使い易いセンサーです
画像のLCDの1行目の右側に出ている「set 27.01」という値は 今現在、何℃に設定するべきか、という値で 設定しておいたた夏場のMAX、MINと冬場のMAX、MINの水温からマイコンが算出した 今現在設定すべき水温です(設定温度はいつでも変えられる)
「a_」はクーラー入口の水温、「b_」はクーラー出口の水温、「c_」はブリードタンクの水温になる予定です
センサーが1個余ってるので 気が向いたら外気温も表示してみようか、とも思うし
長いケーブルを使う事が可能なこのセンサーの特徴を活かして ミツバチの巣箱の内部にセットしようか、とも考えてる
いくつでも設置できる事と 長いケーブルが使える事と合わせて考えると 非常に便利なセンサーです
メインのプログラムも大切なところはほぼ完成してますが あと できれば この水温データ他をログとして何日分かを残しておきたい(できれば1年分)
この部分を考えてるところですが カードリーダーやメモリーを増設するのは まだ私にはレベルが高い
USBケーブルでPCと接続してデータを残す事ができれば完璧なのですが それこそ私にはレベルが高過ぎる
私にできるとすればマイコン内部のメモリーに残す程度ですが せいぜい100日分も残せるかどうか?
この辺を じっくり設計していく必要がありそうです