昨日の実験の続き
CO2を溶かしたpH5の水を瓶に入れて サンゴ礫を投入したまま
・5分後 pH5.3
・15分後 pH5.5
・30分後 pH5.7
・1時間後 pH5.7
・3時間後 pH6.0
・5時間後 pH6.1
・9時間後pH6.3
・10時間後pH6.4
・18時間後pH6.4
10時間以上の状態は 実用的ではないので 見る必要もないのですが 最終的にどこまで上げる事ができるのかを確認する為に確認しておいた
10時間を越えても大きな変化は無いようで 最長10時間で考えれば良さそう
とりあえず実用的な範囲は10時間までですが 効率が良いのは1時間まで
流量は少ないけれども とことんpHを上げてCaを溶かしてから排出するのが良いのか、それとも pHは低いけれども効率よく排出するのが良いのか?
単なる効率は誰が見ても前者だけれども 前者はpHを下げる原因になるかも知れないし
pHが低ければ 緩衝の為にKHが使われる事になってしまうのか、どうか?
この辺は時間を掛けて サンゴの様子も合わせて観察しながら煮詰めていく必要があるかと思う
本水槽のpHが昼間でpH7.9あたりなのは この辺に原因が有ったかも知れない!!
とりあえず 後者の調整でスタートして しばらく観察する事にした
昨晩の最終のリアクターからの排水は
・流量1秒0.12cc(メディア通過時間10時間)
・pH6.2
・KH38
KHのテスターが勿体ない(笑)
今朝のリアクターの排水
・pH6.3
KHは試薬が勿体無いので測らず
まだ流量 10時間に設定して6時間ほどなので 今日、家に帰ったら もう一度測ってみる
今更ですが pHのテスター、買っておいて良かった(笑)
こんなの試薬でやってたら・・・・・・・
ここで今更
学生の頃に もっと化学も勉強しておけば良かったなぁ・・・と
「理科」と呼ばれる範囲までは 当時、誰にも負けない自信(日本に俺に勝てるヤツはいないと思うほどの自信過剰)があったのですが 「化学」「物理」と呼ばれる頃からは まったく「やる気無し」でしたので ほぼ全く勉強もしませんでした
今更、勉強しても さっぱり解りませんね
化学式を理解できる人は尊敬します
以前も少し疑問に思ってた事ですが リアクターでCaが溶けるのに いったい何が作用してるのか?、要因になってるのか?、という部分で
普通はCO2を溶かす事で水のpHを下げて 水のpHが下がった事でCaが溶ける、というのをよく見ます
でも、ちょっと待てよ!!
昨日からの実験でも pH5の水の中にメディアを入れて18時間置いても pH6.4
pH6.4で もう溶けない状態になってるはず
でも 一般のリアクターだと 普通は排水のpHを6.5あたりに調整するはずで 一般リアクターの場合、排水が6.5ならリアクター内部が一様に6.5になる
上の実験結果から考えると もしCaを溶かす要因がpHだとすれば pH6.5ではCaは殆ど溶けないはず
でも 一般リアクターでも ちゃんとCaを溶かす仕事はしている
という事は Caを溶かす要因は決してpHではなくて CO2が直接かどうかは解らないけれども要因になってると考える方が自然な気がする
もし、そうだとすれば リアクターの調整をするのに排水のpHを気にする必要はないし 単純にCO2の添加量を気にしてれば良い事になる
でも やっぱり ややこしい事を考えると迷路に入ってしまうといけないので 難しい事は考えないでおこう
生体の顔色が全てですので やっぱり そこを第一に・・・
先日のKH3まで落ちた状態から リアクターの調整や実験でKHを生産してる状態ですが サンゴの反応は素直で 明らかに成長点が変ってきている
太陽光も一番良い時期が来てるので 早くできるだけパーフェクトに近い環境を作ってやらないと・・・・・