お盆明けから 群の勢力が上向きになってきているところですが
夏分蜂のお陰で 群が一回り小さくなってしまったので
このままでは 秋の採蜜期に満タンにならない気がしてきた
そこで 早いうちから給餌で 増強スイッチを入れてやる事にした
普通だと 巣箱の中で給餌するようですが 巣箱内での給餌だと内検などもし難くなるし
この周辺では 外での給餌でも そんなにライバルもいないし 内部ではなくて 巣箱前で給餌する事にした
ただ 巣箱前での給餌には 少し問題があって
それは 「アリ」
ミツバチの餌は砂糖水なので あっと言う間に「アリ」が上がってくる
それから 給餌は普通、器に砂糖水を入れて 蜂が溺れないように水面に割り箸などを浮かべておくのですが それでも結構 溺れる蜂がいる
水だと 少々溺れても 浮かんでる割り箸につかまって這い上がれば それで助かるのですが 濃い砂糖水のせいで 羽がくっ付いてしまうのか 一度水に浸かった蜂は すぐに飛べなくなるようだ
そこで 蜂が砂糖水を安全に吸い易く しかも なるべく効率良く巣箱に持ち帰れる様に
それと合わせて アリが上がって来ないように工夫する必要もある
そんなところで 給餌器を作ってみた
これをプラケースに入れて
これに砂糖水を入れると 水面に浮かんで 「いかだ」の様になる訳です
蜂はこの「いかだ」に乗って安全に餌を吸う事ができる
このケースごと 少し大きくて浅くて広い容器に入れて その容器に水を張っておく事で アリがケースに入って来れないようにもできる
蜂が溺れる事もなく 一度に多数の蜂が同時に餌を吸う事ができる
それから 4本立ってる割り箸も 蜂の体力をなるべく消耗させずに仕事の効率を上げるのが目的です
この給餌器は いきなり出来上がったものではなくて 水面に浮かべる割り箸から始まって
蜂が餌を吸う様子、巣箱から来る様子、巣箱へ帰る様子 そんな所を観察しながら いろいろと改良を重ねて 出来上がったものです
こんなのを作る時にも 「秘密の樹脂」が役に立ちます(使い易くて早い)
これが実際の給餌の様子
給餌器から立ち上がる柱は巣箱に くっ付けずに 蜂が背伸びしたら届く程度、離しておく
これは 巣箱からアリが伝って来ないようにですが 蜂は殆ど飛ばなくても 移れるので 体力の消耗を抑えてやる事ができる
非常に効率良く 巣箱の往復ができている
これで毎朝、決めた量を給餌器に入れてから仕事に出れば良い
この給餌器が出来上がるまでに いろいろ観察しながら給餌してたのですが
使った砂糖水が ほぼ1リットル
これを吸い尽くすのに2時間も掛からなかった
いったいどれくらいの給餌量が適量なんだろう??
こんな勢いで運んで行くとは思っていなかった
あんまり やり過ぎないようにだけ注意しておく事にする
これで 早めに群の勢力を増強できれば 良いんだが!!
とりあえず しばらく500ccのペットボトル半分を朝の給餌量として 様子を見ながら進めていく事にする