前回のテストで 既に営巣している巣箱が近距離にあっても
自然分蜂群がやってくる事は 明らかになった。
蜜蜂にとって 他の群の蜂は決して仲間ではなく 敵である事から
敵のすぐ近距離に引っ越して来るかどうか?、というテストだったのですが
すぐ近くに敵群があっても入ってくる、という事です。
留守中だったので 入ってくる様子を見る事はできなかったけれども
かなり激しい乱闘の末に入った形跡がある事から
決してビビりながら入ったのでは無く かなり強引に入ってきたものだと思われる。
また 前記事でも書いてるように 入居した翌日も その翌日も
蜂に落ち着きがなく 入って来る蜂に対して
敵なのか味方なのかの 激しい検問を行っており
かなりピリピリした雰囲気が伝わってくる上に
巣から引っ張り出される敵の蜂が後を絶たない。
このケンカは 先に置いていた向かい側の3群目の蜂との対立なのか?
と思ったけれども どう見ても 3群目の蜂は落ち着き払っていて
今回入った4群目には まったく無関心な様子に見える。
では いったい何をピリピリしてるんだろうか?
と じっくり観察してみると
まだ たくさんの偵察蜂が飛んできているようで
その飛んできた偵察蜂が 既に入居済みの巣箱に偵察に入る様で
その偵察蜂が 殺されて引っ張り出されているようだ。
しかも 次から次へと・・・・・
普通なら 既に営巣している巣箱に一匹で飛び込んでも勝てる訳が無い事くらいは
分かっているだろうに なぜか まるで取り付かれたように巣箱に入っていく。
ひょっとすると これはキンリョウヘンによって 飛んできた偵察蜂の
神経が攪乱されてしまって 殺されると分かっている巣箱に吸い込まれるように
入って行くんじゃなかろうか?
あくまでも推測ですが もし そうだとしたら キンリョウヘンは恐るべき力です。
そんなところで もう捕獲数は目標に達して キンリョウヘンも必要無いので
キンリョウヘンの花を全て切り落として 偵察蜂が来ないようにしてみたところ
4群目も すっかり落ち着いてくれた。
この事から キンリョウヘンは蜜蜂の捕獲には必需品ではあるけれども
捕獲の必要がない時には 巣箱の近くに置いておくのはあまり良くない、
という事にもなる。