アクア機材の掃除、特に石灰藻の付着した物を掃除するのに 非常に役立つのがクエン酸です。
もうこれはアクア界では常識のような事ですが 使い方は適当な分量のクエン酸を水に溶かして そこへ洗いたい機材を何時間か浸けておいて汚れを溶かして柔らかくしてから スポンジなどで洗うのが一般的な使い方でした。
こうやってクエン酸を使うと アクア関連の汚れなら かなりこっぴどい汚れでも簡単に落とす事ができるのですが 少し使い難い点として 長時間浸けこんでおく必要があるために 時間が掛かってしまう事と もう一つ、小さな機材なら問題ないですが 例えば水槽だったり大きなものを洗いたい時には その物を浸けるためのもっと大きな容器が必要になってくるのと同時に大量のクエン酸を一度に使う事になる。
先日も 石灰藻だらけになった見合いタンクを掃除するのに 大きな容器に入れた水に溶かしたクエン酸は500gのボトルで半分以上。
クエン酸はそんなに高い物ではないけれども 見てると非常に勿体無い気がしてきたので 使い方を考えてみて思い付いた方法が、水にクエン酸を溶かして浸けるのではなく 適当な量のクエン酸に水を加えて なんとか溶ける程度の少量の水で溶かした非常に濃度の高いクエン酸を 洗剤を使うようにスポンジに付けながら洗う方法です。
この方法だと 長く浸けておく必要がなくて すぐに掃除が始められる事と 使うクエン酸の量を大きく節約できる。
ただ コッテコテに厚く石灰藻が付いてしまってるような物だと すぐには落ちないかもしれないので 時と場合によって使い分けると良いでしょう。
アルカリ系の薬だと こんな濃度で使うと皮膚が荒れて(溶けて)しまうのでゴム手袋などが必要ですが クエン酸は酸性系の薬なので 素手で扱っても大丈夫でした(誰もが大丈夫かどうかは知りません)