もう一気に栄養塩を落としきる事は諦めて じっくり構えて落としていこうか、と思ったところでしたが こうして栄養塩と戦うチャンスはそうも無いので このチャンスを無駄にするのは勿体無い。
折角のチャンスですから ここで遊ばない手は無いでしょう(笑)
そんなところで ふと思い付いて取り寄せたのが これ
園芸用の液肥で
左は窒素多めの液肥で N:P:K=15:6:6
右はリン多めの液肥で N:P:K=7:20:0
いったい何すんの??
サンゴに肥料でもやるつもり・・・・・・??
実は この栄養塩削減プロジェクトが始まったときに リン酸塩の試薬がボケてしまっていて 1ppm近くのリン酸塩が発生しているにも関わらず 検出されず0ppmだったので リン酸塩を補充する必要が出てくる可能性がある、と考えて 上のリン主体の液肥を取り寄せました。
しかし 本当はリン酸塩は0ppmではなく どちらかと言うと リン酸過多かもしれない状況なのが分かったので 結局このリン酸液肥は不要なものとなりました。
でもでも このリン酸液肥を取り寄せて BP培養ボトルに数滴垂らして培養すると 普通に培養したのと比べて 見た感じ何倍もの培養になっているように感じたので これを利用できないか?、と
↑後ろが白いから分からないですね(笑) 右が液肥を添加したボトルです
ただ どちらかと言うとリン酸過多の状況なので 調整できるように 窒素主体の液肥もあれば自由に調整して使えるんではないか?、と考えて 勢いで 窒素主体の液肥も後追いで取り寄せた。
こうして C(炭素)、N(窒素)、P(リン) と揃えてやれば バクテリアも好きなだけ培養ができる・・・・・・・・はず
これができれば 当然BPでの処理スピードが上がるはずだし 増殖したBPがサンゴの餌にもできるだろう?、と考えてる。
名付けて「ターボBP添加法」
今までも 炭素源をダイレクトに水槽に添加するだけではなく 水槽に添加する手前でペットボトルに水槽水と炭素源を入れて1次培養してから水槽に添加する「培養添加法」もやってきたのですが 水槽にたっぷりと栄養塩が存在する間はボトルでもしっかりとBPが培養できるのですが 栄養塩が少なくきれいな水になってくるとBPの餌が少なくなるので BPの培養もそれに合わせて当然弱くなってくる。
これを以前から ボトルに餌を入れて もっと強力に培養すれば面白くならないか?、と考えておりました。
ただ こんな事は 水槽にしっかりと栄養塩が発生している状態でなければ試す事もできないので 以前からテストしてみたいけれども 二の足を踏んでいたところでした。
しかし これを試すチャンスがやってきました!!
あくまでも テストですから失敗する(崩壊)可能性もありますが 失敗を恐れて このチャンスを逃すと きっと後悔するだろう、と思うので ここは京都人!!
「清水の舞台から飛び降りたつもり」
で やってみる事にします。
実際のテスト方や 使い方はじっくりと考えながら進めていきます。