BBリアクター(AOシステム)をより合理的に働かせるには?
というところで 今までBBリアクターは2時間ON、4時間OFF スキマーは2時間ON、2時間OFFで どちらも単独で関係なく働かせていたのですが バクテリアの働きを考えてBBリアクターとスキマーをシンクロさせてみる事にした。
AOシステムの原理を考えてみると
BBリアクターはOFFの間は外の水とは隔離されて内部が嫌気状態になり中のバクテリアは体内からリン酸塩を吐き出す。その後ONになると嫌気時にリン酸塩を吐き出して腹を減らしたバクテリアが好気状態である水槽内に放出される。放出されたバクテリアはBBリアクター内で吐き出したリン酸塩以上のリン酸塩を水槽水から取り込む事になり、こうして腹いっぱいになったバクテリアを最後にスキマーで濾し取る事で水槽内からリン酸塩を排出する事になる。
この時、BBリアクターとスキマーをタイミングを考えずに関係なく勝手に稼働させていると BBリアクターから放出された腹を減らしたバクテリアがリン酸塩を取り込む前にスキマーで濾しとってしまう可能性があり そのタイミングになると全く無駄な働きになるかも知れない。
理想的な動きとしては BBリアクターがONになり排出された時にはスキマーが止まっており バクテリアがゆっくり水槽水のリン酸塩を取り込む事ができ バクテリアがリン酸塩を取り込んで腹いっぱいになったところでスキマーがONになり 腹一杯のバクテリアを濾し取り スキマーが頑張ってバクテリアを濾し取っている間にBBリアクターをOFFにしてリアクター内部を嫌気状態にしてバクテリアにリン酸塩を吐き出させて腹を減らさせておく。
これが 理想的なサイクルじゃなかろうか?
これが上手く働くかどうかは やってみないと分からないが
BBリアクターは2時間ON、4時間OFFはそのままで スキマーを3時間ON、3時間OFFとして どちらも6時間周期とし BBリアクターがONになる瞬間と スキマーがOFFになる瞬間が同時になるようにタイマーを合わせておく。
こうする事で 排出されたバクテリアは3時間、自由にリン酸塩を取り込む事ができるし 腹を減らしたバクテリアを排出してしまう事も防ぐ事ができる・・・・・・・はず
もしもこれが 上手く働くようなら 別々のタイマーでそれぞれを制御するのではなく マイコンでタイマーを組んで 完全にシンクロさせる装置を作る事にする。
さて どうなるか?