つい最近の水質パラメーター測定でも、成分には全く問題は無かったけれども
一つ、測定方法がダメだった事が分かった。
何がダメだったか・・・・?
それはマグネシウムの測定方法ですが、使っているのはELOSの試薬で
測定方法としては、まず規定量の試験水に試薬Aを1滴ずつ滴下して30秒撹拌するのを繰り返し、何滴目で色が変わるかを測定し、それを記録しておき、その後で今度はまた規定量の試験水に試薬Bを滴下して撹拌した後で試薬Cを投入し撹拌し、その水に試薬Dを滴下しては撹拌を繰り返し、これも何滴目で変色したかを記録し、最初の滴数から2度目の滴数を引き、その値に50を掛けたのが測定値となる。
ここで、まず最初の試薬Aの滴数がおよそ25滴以上になるけれども、1滴ずつ滴下するごとに30秒間撹拌してたんじゃ、25滴で終わったとしても合計25×30=750秒間 撹拌する事になるのは辛気臭いので、いつも25滴までは一気に滴下してから撹拌し、そこから1滴ずつ滴下、撹拌し滴数を確認していた。
これで測定値が狂うわけがない、と思ってたけれども、暇だったので何気なく最初から1滴ずつ滴下撹拌してみると、いつもなら30滴近く滴下して変色するはずなのに、26滴で変色した。あれ?、何かの間違いだろうと、もう一度やってみても同じく26滴。確認のために今度はいつものように25滴まで一気に滴下して、そこから1滴ずつ滴下する方法にすると、いつものように29滴で変色した!!。念のために、もう一度一気に滴下する方法でやってみると、今度は30滴。
試薬の原理から考えると、最初に一気に滴下するのも、一滴ずつ滴下するのも結果は同じだと思うけど、おそらく試薬を一気に落とすと、落ちる一滴の分量が一滴ずつ落とすのと比べて微妙に少なくなるんだろう?。滴数が20滴を超えるので微妙な分量の変化が大きな測定値の違いとなってしまった結果だという事だろう。
ちゃんとマニュアル通りに測定しないとダメですね(笑)
この後のD液の滴下数が6滴だったので、差し引き20滴
20×50=1000ppm
今まで、十分だと思ってたマグネシウムだけれども、1000ppmだとすると、ちょっと少ない。
現在、水槽の状態が良くないのがマグネシウムの不足だとは思わないけれども、カルシウムリアクター内のマグネシウムメディアもほとんど無くなっていたので取り寄せて1㎏分、補充しておいた。