10年ほど前に植えた栗の木が大きくなってきて、わりとたくさんの栗が採れるようになった。
ただでも、栗は山の裾野に植えてほぼ放置状態なので、良い実は成らない(笑)
あんまり甘くもないし、ほとんど収穫に行く事もなく、落ちた実はほとんど近所の人が勝手に採っていってしまうのが毎年の事でしたが、たしか昨年だったかな?、テレビの番組で「ためしてガッテン」だか言う番組で、採った栗を甘くする方法をやってたの思い出して、一度試してみようと今年は近所の人に横取りされないうちに収穫に行ってきた(笑)
その番組でやってた方法を非常に簡単にまとめて書いてしまうと、大切な事は大きく2つ。
まず一つは収穫した実をすぐに冷蔵庫のチルド室に入れて一ヶ月間ほど保存する事。
これは、凍る寸前の状態にして冬の状態を再現するらしく、そうする事で実の中のデンプンが甘味に変わっていくんだとか?
でも、悲しいかな、家の冷蔵庫にはチルド室などという近代的な物はないので、普通の野菜室に入れておいた(それでも、なんとかなるらしいので・・・笑)
そして、もう一つが調理する時の事ですが、最初から一気に加熱してしまうのではなくて、40~70℃程度の温度にしばらく曝す事でその間に甘味が増すのだとか?。そうするために調理方法として、土鍋を使って蒸す調理方法が紹介されており、土鍋に蒸し皿をセットし火を点けて水が沸騰したら栗を並べて1分だけ加熱し、その後火を止めてそのまま10分間放置し、その後1時間ほど再加熱して仕上げるんだとか。
ただ、この方法は蒸す方法で、個人的には蒸すより焼く方が好きなので、最初の低温での加熱方法を考えて、調べたところ温度は40~70℃という事らしいので、炊飯器の保温を使って30分間ほど予備加熱しておく。
それから焼き方としては、餅を焼く網を使ってコンロで焼くんだけど、できれば遠火が良いので、コンロの上で五徳を2段積みにする。
その上にもち焼き用の網を乗せて、
その網の大きさの2倍以上のアルミホイルを敷き、その上に包丁で切れ目を入れた栗を並べる。
綺麗に栗を並べたら、アルミホイルを2つ折りにして密閉するように端を折り曲げて仕上げる。(蒸し焼きにするため)
そしてコンロの火は弱火で、10分焼いたら、アルミホイルごと裏返してもう10分
これで出来上がり!!
味は・・・・・
元の栗はほとんど甘味の無い実だったけど、普通の美味しい栗に仕上がった!
テレビではメロンのような甘さになると言ってたけど、最初から美味しい栗を使えばメロンになるかも知れないなぁ!!
甘くなるのは本当だった。
美味しくいただけました!
ちなみに、最初の予備加熱の効果がどれほどなのか?、と思って、予備加熱なしで、いきなり焼いてみたけど、味に違いは感じなかったので、予備加熱の効果はそれほどでは無いようだ(笑)