前回、チョークコイルの定格電流の不足を感じたので、別のチョークコイルを選びなおして再発注しておいた。
↑左が前回使ったコイルで右側が今回取り寄せたコイル
前回取り寄せたコイルの最大直流電流が1.14Aだったのに対して、今回取り寄せたコイルは10A。大きさも随分大きくて、見るからにパワフル!!
ただ、インダクタンスはどちらも1mHなのに、今回取り寄せたコイルは巻き数が非常に少ないのは、コイルが大きいから巻き数をここまで減らしても同じインダクタンスにできるという事なんだろうか?。
ま、そのあたりはよく分からないけど、とりあえず組み付けてテストしてみる。
スイッチを入れると、テスト用のランプは点灯し、今回は「ジ~」という音は出ない。
そのまま数秒間スイッチを入れたままでコイルを触ってみるけど、熱くはなっていない。
一瞬、うまくいってる様に見えたが・・・
「パキッ」とショートしたような音と同時に「ピカッ」と小さな光が・・・
回路に組み込んでおいたヒューズが飛んだ!!
回路を点検してみると、ハイサイドのMOSFETが一つ飛んでしまったようだ。MOSFETがショートしてフューズが飛んだらしい。
飛んだMOSFETとヒューズを取り替えてもう一度テストしてみると、これもまた数秒間は大丈夫だけど、やはりMOSFETが飛んでしまう。決して熱くはなっていないけど飛んでいる。
さて、どうしようか?
とりあえず、原因追求のために電源電圧を12Vに下げてオシロスコープで波形を確認してみると
12Vなのにまだまだフィルターできていない事は置いといて、非常に大きなサージが発生している。
たった12Vでこれだから、141Vだとすごい事になってたのかも知れない?
きっと、これが原因でMOSFETが飛んでしまうんだろう?(なんとなく正弦波に近付いてるので方向性は間違っていないのか?)
MOSFETを保護する「スナパ回路」ってものが必要なのかな?
このまま続けても、FETやハーフブリッジドライバーなんかの素子を飛ばすばかりになるだろうし、だからと言って自分の知識で何時まで考えたところで正解は出ないだろうから、「スナパ回路」ってものを少し勉強してから出直す事にしよう。