下り坂を転がしたときに、あまりスピードが出ないのは後輪のキャンバー角が強いからかも知れない?、との事からそれを確認するために、一度キャンバーを4.5度程度まで弱くしてから、その後6度、7.5度と順番に戻しながら下り坂での「転がり」が変わるかどうかを確認してみたけれども結局のところ、キャンバー角が変わってもしっかりサイドスリップが0になるようにトーを調整しておけば「転がり」にはっきり確認できるような違いは出なかった。
逆に上り坂や平坦地のしっかり漕ぐ必要がある場面ではキャンバーが弱いと、ハンドリムやタイヤに腕が当たってしまって抵抗になる場合が多いので、やはりキャンバーは強くしておいた方が漕ぎやすい。
これでキャンバーを強くしても「転がり」に差が出ない事は確認できた(但しトーを合わさなければ大きな差が出る)ので、迷う事なく元の強いキャンバー角(約9度)に戻す事にした。
そしてキャンバー角が変わったので、再度サイドスリップテスターで測りながらトーインも合わせてみると、およそ12ミリ(タイヤの前後の幅の差)のトーアウトになった。
やはり、キャンバー角が変わると当たり前かもしれないけど適度なトーも変わってくる。
しかし、こうなると、下り坂での「転がり」の違いの原因は別にある事になる。
次に考えられるのはタイヤ!!
よく転がってた頃に使っていたのはシュワルベの「ライトラン」という普通のクリンチャータイヤで、しかもかなり磨耗して寿命に近い状態だった。
同じシュワルベのレース用の上級グレード(価格は2倍以上)である「シュワルベワン」というタイヤと比べてもなぜか、この「ライトラン」のほうがよく走ったんだけど、面白い事にこの「ライトラン」を試しに新品に取り替えたところ「シュワルベワン」より走らなくなった。
タイヤの種類や状態でこれだけ違いが出るなら次はタイヤを疑ってみる事にしよう。
今、使ってるタイヤはパナレーサーの「エントリークラス」というか「トレーニング用」というか安価なタイヤを使ってるので、一度「走り」を重視したタイヤに換えてみようかな・・・?。