一昨年の11月頃から使い始めて 1年と少し熟成させた鉄釘を公開します
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左にあるのが陸上で自然に錆びた新しい釘ですが 比べてみると 熟成した釘は大きな錆の塊に包まれて3倍くらいの大きさになって釘か何だかわからない姿になってます
沈没船を彷彿させる感じです
この錆の塊は指で摘んで力を入れるとポロっと取れるくらい柔らかいもので この錆の塊を綺麗に取った状態が下の画像です
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これも左に有るのが新しい釘です
こんな感じで見た感じは ほんの僅か細くなっている程度で 台所の計りで重さを比べても わかる程の差は出ていません
これが1年間以上回し続けた状態で 1年くらいではこれくらいしか減らないという事で まだこの先3年くらいは このまま使い続けられそうな気がします
この鉄釘に関しては始めた当時 世間で言われるように何か害になる事が起こるかもしれないというのも有って それを検証するために 14年間リセット無しに回し続けてきた水槽をリセットする事を余儀なくされる可能性を覚悟しながら1年間使い続けてきましたが まったく問題が出ることはありませんでした
良くなる事があっても 悪くなった事は何一つありませんし私にとっては 今では手放す事は考えられない逸品です
この鉄釘など 1キログラム入りで300円ほどのもので 今使っているのも600~700グラムのものですから200円分くらいです
しかも 取り替える事もなくノーメンテナンスで使い続けられます
200円で3年間以上、効果が持続できるという事です
リン酸塩に関しては どこぞの1瓶4000円ほどで3ヶ月ほどしか持続できなくて しかも規定量の3倍ほど使わないと鉄釘ほどの除去力を出せない吸着剤と どちらが良いかは比べる必要もありません
それともう一つ、リンク頂いているカクさんからの情報で この鉄釘に硝酸塩を除去する力が有るかもしれないという情報を頂きました
カクさんからは こちらもリンク頂いているkatsuさんところの掲示板で まささん、スティングレーさんなどから聞いた情報だとの事でしたが 非常に興味のある情報です
簡単に聞いた内容では 鉄が溶けだして酸化(錆びる)ときに 水中の酸素よりも先に 硝酸塩から酸素を抜き出す事を優先的に行うという事で こういう事に興味のある方は分かると思いますが硝酸塩を還元して窒素にして除去するという事です
要は嫌気還元と同じような事をする訳です
理屈的には本当に優先的に硝酸塩から酸素を抜き取るだろうか?というところが大事な事ですが 実際に家の水槽でも warioさんの水槽でも 底砂も無く、特に嫌気還元を行う部分を除去したシステムで硝酸塩が2.5ppm以上に上がらないのも確かな事ですので これは突き詰める価値のある情報だという事で また いろいろ実験してみたいと思います
でも、先に硝酸塩の濃い水を作る必要があるか???
ただ、前にも書きましたが この鉄釘で失敗や、効果の出なかった情報もありますので とりあえず使えば良いというものでは無いかも知れませんし 鉄釘などは食べ物と違って 詳しく成分などを表示した製品などはありませんし 産地などによっては悪い有害物の成分が含まれている可能性もありますので気軽に使うにはリスクもあります
なので決して奨めはしませんし 使われるならリスクを覚悟の上で使ってください
アドバイスはします
私にとっては 今のところ これに代わる逸品は無いというところです