まずは前回の記事で書き忘れていたウェーブボックスの注意点を先に、いくつか書いておきます
ウェーブボックスというものは その名の通り水槽に波が立ちますので 水面が上下に動きます。
家の水槽で現在、2台のポンプで6センチほどの波が立っておりますが 例えばポンプ1台の4センチだったとして 波を止めた時の水面から上下 2センチの動きが出ますので 水槽の高さが水面の高さに+2センチ+余裕、がないと 波を立てたときに水が溢れる事になりますので 余裕が無い場合は水面を下げる必要があります
もしオーバーフロー水槽なら フロー管の上部を切り詰める事で下げる事ができます
因みに家の水槽は高さは充分にあるんですが 波が水槽のフランジに当って パチャパチャ煩くなったので フロー管の上部を3センチほど切り詰めて水面を下げました
それから もう一つ、これはオーバーフロー水槽の場合の注意点ですが 上記の通り水面が上下に動きますので 当然、フロー管の周りの水面も上下します
なんとなく想像していただければ分かると思うのですが 波の上下に合わせてフロー管から落ちる水の量が大きく変化しますので フロー管から落ちる水の音が 「ザ~~・・・・・・ザ~~」と波の動きに合わせて まるで波打ち際(そんな ええもんか?)のように音が出ます
上記2点ですが、今までのメーカーの非力なウェーブボックスなら そうも気にしなくて良かったかも知れませんが、もし、これからウェーブボックスを設置しようと言う方で このポンプを使ってみようと思う方は この辺の事も考えておく必要があるかも知れません。
ここからはブリードタンク↓
お盆の間に台だけ作ってあったのですが 上にのせるサンゴブリード水槽も作りました
↑普段は蓋もせず 直射日光をストレートにぶち込むつもりで できるだけ光を遮るものを無くす様、アクリルを厚さ8ミリにしてフランジなしの水槽で、サイズは60×40×25にしてみました
最初の予定より少し大きくしました
水は本水槽の水を循環させますので 底砂もライブロックも入れない完全なベアタンクにして
底板からの光の反射もできる限り利用するつもりなのと なるべく太陽光からの熱を吸収しない様にという狙いもあります
それでも照射角が違うので沖縄の陽射しには勝てないでしょうが水深が無いので その分、沖縄の水深2メーターよりは強い光を取れるでしょう(焼けてしまうかな?)
設置場所はベランダ(屋外)ですので 大雨の時には こんな風に蓋をします(蓋に少し勾配を取ってある)
また、この蓋は光フィルターをセットする事で 光の色によるサンゴの色の変化を観察する為にも使います(これが主旨)
それからもう一つ、この水槽はサンゴのブリードの他に 本水槽の大掃除(トロロの掃除など)などの時、或いはレイアウトの大変更、本水槽を取り替える時(それは無いか)などに 本水槽のサンゴ、魚を退避させる為で
これは、サンプは本水槽と共用ですが別系統でセットしますので 本水槽から完全に水を抜いても このブリードタンクだけで回し続けられるようにセットアップしておきますし 普段は水深を15センチ程度(水量36リッター)で回しますが、フロー管の高さを調整できるようにして 水槽いっぱいの25センチまで簡単に調整できる様にしておきます(この状態で水量60リッター)
このまま接着が固まれば 配管をセットして水を張りますが
入れるサンゴはまだありません(笑)
セットできたら、SPSの調子がいいお店が多い名古屋にでも買出しツアーに出掛けようかな?(マリンメイトさん他)
いままで、そんなにトロピカルカラーなサンゴは あんまり買いませんでしたが 実験の事もありますので 小さくても綺麗な色のサンゴをいくつか集めてみようと思います