3作目でポンプを回すところまでは 辿り着いたので
あとはポンプの振動をどうやって抑えるのか?
これを考えるには 振動の出ない1作目や2作目と いったい何が違うのか?
という部分を検証していく必要があるのですが
まずは 作った波形に関して 2作目と画像で比べてみると
2作目の画像↓
3作目の波形↓
これは低回転側ですが OV付近で 僅かな歪みが出てますが
全体的な波形のカーブに違いは見当たらないし
この程度の歪みでポンプの回転に影響が出るとは思えない
それから 高回転側は 2作目は波形の頂上まで綺麗に出てますが
3作目は 頭が平らに潰れてるので ここは影響が出る部分かも知れない
それから もっと他に違いがある部分と言えば 回路自体の問題で
1,2作目は最終的にトランスからの出力ですが 3作目はトランジスタからの出力
この事に 何の違いが有るのかは 私の知識では分かりませんが
ポンプとの相性が トランジスタよりもトランスの方が合ってるのか?
これを確かめるには??
3作目の最後にトランスを入れれば良いのか?
だとすると
そうだっ!!
ちょうど絶縁トランスに使ってるトランスを 入り口ではなくて 出口側に
そのまま繋げば コンセントも付いてるので加工する必要も無いし
とりあえず やってみよ!!
これが元の回路↓
これに 最終出力用のトランスを追加する↓
余談ですが・・・・
初段のオペアンプの電源は±両電源ですが(これも単電源でもできる)
メインの141Vは+側だけの単電源で AC100Vを作る事はできました
話は戻って
早速、最後にトランスを入れてみる事にする
トランスを入れるなら 最後に少しだけ昇圧する事もできるし
波形の頂点が潰れるのも消す事ができるはず
このトランスは 115V:18Vですが それぞれ2回路ずつ有るので
115Vの片チャンネルに入力して もう片側の115Vと18Vを直列接合して出力にすると
(115+18)÷115=1.15倍
18Vを二つとも接合すれば
(115+36)÷115=1.31倍 まで昇圧できるので
波形を崩さずに AC100Vが出力できるはず!!
ま でも昇圧は置いといて
とりあえず トランスを噛ます事でポンプの振動が変わるのかどうか
まずは昇圧加工なしのトランスだけでやってみると
この頃 勘が冴えてきているのか?
振動が消えた!!
回転も安定している
特に高回転側への変化時の安定が 今までよりも素晴らしく
30Hzから70Hzへの変化でも 丸っきり安定している
これ以上でも 安定して回せそうですが ポンプを壊すといけないので
ここまでにしておく
これで また大きなトランスを追加する事になったので
それだと 2作目より良くなった訳では無いのでは???
と 思われそうですが
回路の大きさよりも 効率が上がって 発熱量が驚くほど小さくなった事に
メリットを感じる
1作目の電源回路とデジタルアンプの発熱量を合わせた発熱量よりも
3作目の発熱量の方が小さく感じる
でも でも トランスで出力する事で いったい何が変わるんだろうか?
どうして ポンプの振動がなくなるのか?
トランスが電圧変化のショックアブソーバーのような働きをするのか?
何か ポンプとトランスの相性が良いのでしょう
さっぱり理解できないけれども 良くなった事は確かなので
良し として ここからポンプを繋いで 長時間テストに入ります
面白くなってきた!!
今日は ここまで!!