電気蚊取り器の薬の成分である「メトフルトリン」の性質を調べたくて いろいろ検索してみると「住友化学」のこのメトフルトリンの開発に関するデータが見つかった。
この資料を見ると このメトフルトリンの代表的な性質の一つとして 加熱しなくても常温で揮発するので常温で使用する事ができる、との事。
常温で使えるからだと思うけど「おそとでノーマット」などの製品によく使われていて 先日の記事でも書いている「トランスフルトリン」も同じく非加熱タイプの器具でも使われる様ですが 「d・d-T80-プラレトリン」に関しては 非加熱タイプの器具で使用されるのが見つからない。逆に考えると「d・d-T80-プラレトリン」は加熱しないと蒸散しないけれども 「メトフルトリン」と「d・d-T80-プラレトリン」は加熱しなくても勝手に蒸散する、と考えられるのかも知れない。
という事は・・・・・
先日、アースノーマットのコンセントは抜いたけど ひょっとすると少量かもしれないけれどもコンセントを抜いても薬が蒸散してるんじゃないの????
ダメやん!!
セコい事考えていないで さっさと捨てよ!!
と そんな事をやりながら いろいろ考えるけど ひょっとしてサンゴの病気なのかもしれない。
サンゴの病気では有名な「RTN」なんて病気があって いろんなサイトを見て症状を確かめるけど、そんな感じじゃない、と思うサイトもあれば そうかも知れない、と思うサイトもある。
よく考えてみれば 見てるサイトはたとえベテランさんのサイトであっても あくまでも素人さんのサイトなので そこで書いてある「RTN」が本当に「RTN」かどうかなんてのは あくまでも素人目で判断してるだけなので その症状と自分のサンゴの症状を比べて「RTN」かどうかを判断する事自体が まったくアテにならない事なんですよね。
今まで、そうやってRNTでは無さそうだ、と判断してましたが 実際はひょっとすると この「RNT」って病気が蔓延してるのかも知れない。
この「RTN」って病気は 光が弱くなったりしてサンゴの免疫力が低下した時に発症するらしいので 当てはまる部分がある。
うこんさんところでも 同じ様な症状が出ているらしく写真を見せてもらったけれども まるで同じ様な症状でした。うこんさんところでは炭素源の添加で一気に症状が悪化したと連絡を受けたけれども 炭素源の添加で悪化するという事は細菌が関係していると考えるべきだろう。
うちでは以前から炭素源は使っているから 突然、悪玉菌だけが勢力を伸ばす事が無いだけで うこんさんところでは まだ善玉菌の勢力が弱い状態で炭素源を添加した事で悪玉菌だけが一気に勢力を伸ばしたのかも知れない。
うこんさんところなら 何度かサンゴが行ったり来たりしてるので 同じ病原菌が存在しても不思議では無い。
RTNだったとすると・・・・・・・・
また違う病気だったとしても・・・・・・・
病気だとすると生体を残してリセットしたところですぐに治るものでは無いし 生体やライブロックを全部捨てて 完全に新しくセットするしか確実に治す方法は無いが そんな事をするつもりは無いし どっちにしても 時間を掛けてバクテリアバランスを良い状態に戻していって善玉菌の勢力を伸ばし 悪玉菌の勢力を抑えていくしか無い。
蚊取り器が原因だったとしても 病気だったとしても どっちにしても復活させるには時間が掛かりそうな気がしてきたので ジタバタせずに じっくりゆっくりバクテリアバランスを立て直していく事にしよう。