どうも調子良く稼働してくれなかったDCポンプドライバー回路
先日、マイコン回路とパワー回路のGNDが共通になってるのが不調の原因だろう、と判断して マイコン回路とパワー回路を絶縁する改良を施してみたところエラーの発生は随分マシになったけれども まだ完全に不調が消える訳では無かった。
この不調は机上でのランプのテストでは全く発生せず 実際にポンプを繋いだ時にだけ発生していた。ランプの消費電力は25W、ポンプは30Wでしたが ポンプは起動時に大きな突入電流が流れるらしいので ひょっとするとポンプが高回転になる瞬間だけ電圧が下がってしまうのか?、とも思ったけれども 今まで単純なON、OFF駆動で同じポンプを回していた同じ電源を使っているので電源が足りないはずは無い。でも一度試しに、と 電源の電圧が急激に落ちても大丈夫なようにマイコンの手前に4700μFの電解コンデンサを入れてみた。
これでポンプを繋いでみると 今までの不調が出なくなったので これで解決できた、と喜んでいたところが そのまま水槽で回しておいたところ半日後に見てみるとポンプが止まっている。
マイコンがエラーになった様だ。
回路を絶縁したので もうノイズの心配は要らないものだと思っていたけれども まだノイズが悪さをしてるように見えるので 先日、O-Familyさんにアドバイスを頂いたように マイコンの電源の入り口に100μHのコイルを入れてみたのと マイコンが稼働中にノイズでリセットになった場合には後で正常に稼働していても見れば分かるようにLEDが点灯するようにプログラムを書き換えておいた。
↑もう基板にスペースが無くて大きなコイルとコンデンサをリード線で無理やり取り付けたので ちょっと不細工な回路になった。
思い返してみると 今回のDCポンプドライバーも 前回の電解回路も その前のサーモスタット回路も ノイズが原因でトラブルが発生している。
今まで、ノイズを防御する事の重要性を考えた事はあまり無かったけれども こうして思い返してみると このノイズを防御する事が非常に重要な事だという事が分かってきた。
今のところは、マイコンのエラーも発生せずに無事に稼働を続けている。
↑上が今までの単なるON、OFF駆動
↓下が今回のDCポンプドライバーによる強弱運転
ON、OFF運転だとOFF時にボックス内の水面が外の水面と同じレベルまで上がるけれども 強弱運転だと ほんの少し外の水面より下で止まる。このほんの少しだけON、OFF運転よりも弱くなるけれどもポンプの負担が減らせるので ポンプの寿命を延ばす事ができる。
ACポンプコントローラーでは ここまでゆっくりの低回転を維持できないので ウェーブポンプには向かないけれども 流石にDCポンプ。強弱運転でも十分に波を立てる事ができる。
このまま もうしばらく回し続けてみてエラーが出ないかどうかを確認することにする。