無負荷では150V以上に昇圧できる事は確認できたので 実際に電気ショッカー回路に組み込んでテストをしてみる。
常時通電する装置だと おそらく大きな電圧降下が起こるだろう、と思われるけれども この電気ショッカーの場合は ONになる時間がおよそ0.2msec OFFになる時間がおよそ7msecで デューティー比がおよそ3%程度なので ある程度の電圧が維持できるのでは?、という目論見だったけれども、どうなるか?
当然ながら 無負荷だと しっかり150Vのパルスが出力できている。
次に実際に電極を海水に浸けてのテストをしてみると
40V程度、というところだろうか?
ダイエット器具では30V程度でも十分感電する事ができたので どうか?、と水に指を浸けてみたけれども 僅かに電気が流れている事を感じる程度で 魚を感電させられる強さでは無い。
もっとデュティー比を絞って 0.1msecくらいに絞っても せいぜい50V程度までしか上がらないし、指を浸けても殆ど感電しない。
ダメだ・・・・・・
最初、小さな12V 0.5AのACアダプターでやってたのを 少し大きな24V 1.5AのACアダプターに取り替えてみたけれども そうも変わりが無かったので そもそもこの方法自体に無理が有ったのかもしれない。
おそらく これ以上、改良を加えてもダメなんだろう?
素直にトランスで141V昇圧してから整流してコンデンサに充電してから それをスイッチングすればパワーが出せるんだろうけれども 高周波トランスを使わなければバカでかい装置になってしまうし、そうかと言って高周波トランスを買いたくても思うようなトランスは入手できないし、そんな事なら普通にハイパワーなACインバーターを買って電源にするのが一番簡単かも知れない。
そんなところで 今回の昇圧チョークコンバーターに関しては十分勉強になったので これ以上、深追いせずに 再度、電源回路を元のAC100Vから清流する回路に戻す事にして 今回のチョークコンバーターに関しては 企画倒れ、という形で終了します。
高周波トランスが手に入れば またやってみたいけど・・・・
あとは またケースを準備して 電気ショッカーを完成させる方向へ進みます。