普通なら少し気温が上がってきて、そろそろ蜜蜂が待ち箱に寄ってくるはずなんですが、少し前の天気予報ほど気温が上がってこない・・・・
今までに、すぐ近くを飛ぶ探索蜂を1匹見ただけで、巣箱の中を真剣に検査に入る蜂をまだ1匹も見ていない・・・・
寒いと言っても、もう4月の半ば・・・・
普通なら、入る入らないは別としても、探索蜂の検査はガンガン来る季節のはず!
気温が上がらないからか?、それともキンリョウヘンが咲かないと、誘引剤だけでは誘引できないのか?・・・・・・
花芽はたくさん上がってるけどキンリョウヘンが咲くのにはまだもう少し掛かりそうだし
こうなったら、誘き寄せる事は置いといて、できるだけ巣箱をベストな状態にしておこう
蜜蜂の分蜂捕獲で大切な事は、たくさんの探索蜂を誘き寄せる事なのは間違いないけれども、本当に一番大切なのは、待ち箱に使う巣箱が蜂にとってどれだけ魅力的かというところなので、たくさん誘き寄せられないときはより巣箱に魅力を付けてやるしかない・・・
蜜蜂の捕獲も、分譲住宅の販売もよく似たもので、一戸の住宅を売る為に必要な最低来客数は一人だけで良い。その住宅が魅力的な物なら来客は一人だけでも売れるし、家は1軒しか無い訳だから、たくさんのお客さんが来てくれる必要もない。しかし逆にあまり魅力的でない家を売る為にはたくさんのお客さんを集める必要がある。それは多くの人を集めれば多くの人が魅力が無いと感じる住宅であっても、少数ながら中には魅力を感じる人がいるからです。魅力を感じる必要があるのはただ一人だけれども、この場合はそのただ一人を見つけるためにたくさんのお客さんを集める必要がある。
キンリョウヘンや誘引剤で集める方法は、後者の場合に非常に有効で、あまり良く無い巣箱でも、たくさん集めれば中には気に入ってくれる群がいるというパターン。
今回はたくさんの蜂を集められない可能性が高いので前者の場合にする必要がある。要するに少ない来客で気に入らせるだけの住宅(巣箱)にして待つ必要がある。
そんなところで巣箱の少し気になるところの改良を・・・・
まずは、先日、入った群が巣箱の蓋に巣板を作ってしまわないように入れておいたダンボールだけれども、このダンボールは、巣枠が巣箱の半分程度しかなかったので、空いたスペースを埋めるために入れておいたけれども、こうすると当然巣箱の内部は狭くなる。半分有れば待ち箱としてのスペースは十分だけれども、それで最高か?、と言われれば決して最高ではないので改良する。
改良の内容は、今まで普通の箱状に作ったダンボールでスペース全体をを埋めていたのを、ダンボールを変形させてスペースの上部だけを埋める事にした。こうする事で、蓋に巣板は作れないけども、あまりスペースを小さくしなくて済む。
それから、もう一つ
それは巣箱の焼入れ
今回の巣箱は、おそらく洋蜂用であろうプロの養蜂家用の巣箱で、焼きが入っていない綺麗な生地の箱なので焼きを入れておく。普通は巣箱全体に焼きを入れるのが多いけれども、今回は巣門の周りだけにする。これは、より巣門をより目立たせる為で、新居を探す探索蜂はまず遠くから穴を探してるはずで、遠くから穴を探すのはきっと黒い物を探してるんだと私は直感で考えてる。なので全体的に黒いよりも、局部的に黒い物に対して目が引かれるんじゃないだろうか?(遠くからでも穴だと分かり易い)、と・・・・・。
そして、焼きを入れたところにもう一度、たっぷりと蜜蝋を塗っておく。
これで来なければ、あとはキンリョウヘンが咲くのを待つだけ(笑)
それからもう一つ
これから来るであろう地域の自然群の分蜂を促すために作ったのがこれ
これについては、また後の記事で書く事にします。