先月に施した「スーパーゴムコーティング」
http://masax.blog.eonet.jp/default/2016/05/v-fd79.html
先日のベトナムの旅行で、通れるか通れないか分からないような通路を走り回ったので、ハンドリムのスーパーゴムコーティングが、そこいらじゅうに引っ掛けてボロボロになった(笑)
使い心地が良くてグリップも非常に良いけれども今回のようなハードな使い方をした時には、結果としては下地に使った生地の選択が良くなかった様だ。
この生地を選んだ時の条件としては「薄くて、繊維が強い事」だったけれども、どちらかと言うと、薄い事を第一条件として選んだ。
生地を薄くする理由は、ハンドリムに巻き付けてから液状のゴムコーティングを塗ったときに簡単に生地を通り抜けて下地のハンドリムに到達することで接着性を向上させる事が第一の狙いだった。
この狙いはバッチリ的中したんだけれども、生地を薄くした事による弱さが原因で、ハンドリムを硬い物に引っ掛けたりしたときに、生地が破れてしまって生地ごと剥がれてしまう事になった。単なるゴムコーティングの時のように剥がれたところから広がっていく事はないけど、ちょっと弱過ぎた。それと合わせて生地の表面がツルツルだからか、ぶつけた時にゴムが生地から剥がれてしまうところも有った。これも、そこから剥がれが広がる事はないけど。
そんなところから、下地の生地をもっと丈夫な物に替えてみる事にした。
今回は液状ゴムの浸透性よりも生地の丈夫さを重視して、薄手の帆布(11号)を使ってみる。帆布だと、少々引っ掛けたくらいで破れる心配は無いだろうし、表面も荒いのでゴムが簡単に剥がれる事も無いだろうと思う。
使い方は前回と同じで
繊維の方向に対して45度の角度で切った帯をミシンで縫ってハチマキを作り、ハンドリムに巻き付けて糸で縫っていく。
そして帆布は液状ゴムの浸透性は良くないだろうから、第一回目の塗り込みの際にだけゴムコーティングを20%ほどのラッカー薄め液で希釈して生地への吸い込みを良くして塗り付ける。
そして、一回目の塗り込みが乾燥した後は全く希釈しないドロドロのゴムコーティングを塗り重ねていく。
裏面(縫い目側)を3回重ね塗りし、表側も3回重ね塗りをして完成!!
たぶん、頑丈になったと思うんですが
さて、今回のはどうだろうか・・・?